第1展示室

  虎は百獣の王であり、その強さから魔除けの力があると信じられ、後に男児の成長と出世を願い、張り子の虎が節句飾りに用いられるようになった。節句飾りの 中には虎と人との組み合わせた人形もみられ、加藤清正が朝鮮出兵の際に虎を退治した故事を題材にした虎加藤や歌舞伎の『国姓爺合戦』の主人公和藤内が虎を 手名付ける場面が人形になっている。どちらも虎を取り押さえる力強さが表現されており、子どもの強健と立身出世を願って贈られたものである。
 また、毘沙門天を祀る寺院では寅年、寅の月、寅の日、寅の刻に毘沙門天が出現したとされる縁起にちなみ、虎をかたどったお守りを授与するところも多い。

展示では虎の授与品や和藤内・虎加藤などの節句人形、虎の年賀切手、地域別に分類して展示。





地域別展示(北海道・東北・関東地方)虎の年賀切手さまざまな虎玩具(授与品・節句人形)




虎の授与品(鞍馬の阿吽の虎・毘沙門堂の虎面・信貴山の白虎・神農の虎など)和藤内(稲畑土人形・船渡張り子・伏見土人形・堤土人形など8点)虎加藤(津屋崎土人形・三次土人形・小幡土人形など9点)


平成22年用年賀切手



静岡張り子 首振りの虎
(静岡県静岡市)
江戸時代から続く張り子の産地で、現在4代目の杉本栄司氏が製作されている。首振りの虎は背に「の」字模様が描かれているのが特徴である。
金沢張り子 加賀魔除虎
(石川県金沢市)
加賀で古くから作られている玩具で、端午の節句に飾られる。虎の威をもって悪魔を払い、子どもの勇武を念じる縁起物とされている。

トップページへ第2展示室へ