さまざまな牛玩具

 牛が農耕を支える動物であったことから、豊作や牛の成育を祈願したり、牛が草食であることから草と同音の瘡【クサ】(疱瘡や腫れ物)の治癒や開運祈願に用いられた。
 その他、牛は天神の使いとされることから牛乗り天神も各地にみられる。


祈願の牛
豊作・牛の成育


  伏見土人形 俵牛

  (京都府京都市)
     高20.1cm

俵を背負った俵牛を神棚に祀って、五穀豊穣や牛の健やかな成育を願った。

諸病平癒


瓦牛
(和歌山県和歌山市)
高3.5cm

腫れ物治癒のまじないに用いられた。奉納されている瓦牛を借り受け、「クサ食え」と唱えながら腫れ物を撫でて祈願した。病気が治ると新しい瓦牛を添えて御礼参りをしたという。
開運祈願 松ヶ崎大黒天の撫牛
  (京都府京都市)
     高5.6cm
松ヶ崎大黒天で授与されている。大黒天を念じながら撫でると、福徳開運が得られるといわれた。


天神と牛

宇土張り子 牛乗り天神
(熊本県宇土市)
高36cm

牛乗り天神の中でも最大のもの。台に車がつけてあり、引いて遊べるようになっている。首振りになっており、動くと頭がゆらゆらと動く。

常石張り子 牛乗り天神
(広島県福山市)
高35cm

俵牛と座天神を組み合わせたもので、俵牛の俵は取り除き、座天神には足をつけている。

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