「はきものコレクション」形態分類

A・下駄類

B・草履類

C・草鞋類

D・藁沓類

E・沓類

F・足袋類

G・足桶

H・かんじき類

I・踏俵類

J・スキー・スケート類

K・竹馬・筒下駄類

L・商業用具

草鞋類

草鞋は緒で足の甲をしっかり固定して履き、長距離を歩く旅や、山仕事などに用いられる。
そのため、草履が身近な素材で作られるのに対して、草鞋は丈夫な稲藁で作られる。

京都市の白川女の草鞋。白川女は都へ花を売りに来るのに草鞋を履いた。

写真手前が爪先となり、後方に伸びる「緒」で足の甲を固定する。台の両側面には4つの「乳」【ち】があり、踵には「かえし」がある。これらの構造や乳の数は地域などによってさまざまである。

島根県仁多郡仁多町のカジバワラジである。特殊な用途の草鞋で、布で作られる。用途は名前の通りで、火事の消火や、後かたづけに履かれたものである。水に濡らして履くと布が膨張し、釘を踏み抜かなかったという。

草鞋を履くのは人間だけではなく、牛や馬の草鞋もある。
馬の蹄を守る為に現在は蹄鉄をつけるが、蹄鉄は明治になって国内に普及を始めた。それ以前は馬の沓という草鞋を馬に履かせ蹄の保護や滑り止めとした。
また牛用の牛の沓もあるが、これは牛の蹄が二つに分かれているので股に挟んで履かせる構造になる。

写真手前左は富山県東砺波郡利賀村のウシノワラジ。
奧右側は同村のウシノワラジ。


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