スポーツシューズの進化

ス ポーツが娯楽や競技として楽しまれるようになった19世紀末期から、専用シューズも作られるようになった。日本にも明治に入っているが、足袋の底を厚布や ゴムにしたマラソン足袋も戦後まで用いられた。1960年代になると、素材が革からナイロンやプラスチックに変わり、80年代になると衝撃緩衝材の工夫、 競技に合わせたものと、メーカーによって開発が競われる。

資料紹介

昭和20年代のマラソン足袋
昭和20年代のスパイクシューズ
平成6年のスパイクシューズ

【プラス一言】足 袋を直かに履くということで「直足袋」といい、ゴム底の商品名を「地下足袋」といいます。直足袋では、今もお祭りに履かれるものがありますが、昔は運動用 でもありました。昭和26年、日本人として初めてボストン・マラソンで優勝した田中茂樹選手もゴム底のマラソン足袋を履いていました。この足袋は現在、当 館「栄光のはきもの」コーナーに展示しています。石田恵子氏のアンケートでは、関東・関西のどちらかというと都市部で、小学生の運動靴として、昭和40年 代まで使用が残っていました。これはちょっと驚きの情報でした。

昭和45年頃の東京都世田谷区での運動会(石田恵子氏提供)


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