第2会場

 

  

三島町の流し雛

福島県大沼郡三島町高清水地区

(協力:三島町交流センターやまびこ)

福島県大沼郡三島町高清水地区

三島町は福島県西部に位置し、只見川電源開発の拠点となった。

高清水地区では、家々で、家族の女性の分だけ紙雛を作る。既婚者は丸髷、娘は島田、子どもはおかっぱと髪型を変え、包装紙や千代紙の着物を着せる。できあがった紙雛は3月3日まで雛段に飾り、女性の幸せや長寿、針仕事の上達などを願う。4日に集落の男の子たちが家々の紙雛を集めて回り、只見川へ流しに行く。

 

 

 

乙父のオヒナガユ

 群馬県多野郡上野村乙父地区

(協力:上野村役場)

上野村は関東山地北部、群馬・埼玉・長野・山梨県の県境に位置する。

乙父地区では、4月3日に一月遅れで雛節供行事として「オヒナガユ」がおこなわれる。子どもたちは神流川の河原に集まり、シロと呼ぶ円形の石垣を積み上げ、シロの奥にお雛様を飾る。そして、お粥などを煮炊きしてお雛様に供え、一日楽しく遊んで過ごす。

 

上赤谷の節供礼

新潟県新発田市上赤谷地区

(協力:新発田市教育委員会)

上赤谷地区は新潟県新発田市の南東部に位置し、江戸時代は会津藩に属する、会津から新発田市へと通じる街道沿いの宿場集落であった。

上赤谷では、三月節供に結婚して一年以内の若夫婦が実家へ泊まりにいく節供礼という行事が行われた。このとき一対の紙雛を作り、菱餅などの土産物と一緒に持参し、神棚へ飾った。帰りには片方の紙雛を持ち帰り、それぞれの家が紙雛に健康などを願って、加治川へ流した。