2000年夏の企画展

 

土 の 鈴

 

 会期/6月29日(木)〜       9月18日(月)

 

 


  

この夏の企画展では、当館収蔵の郷土玩具の中で最も数の多い土鈴を取り上げ、
社寺の授与土鈴、観光土産の土鈴、さまざまな形の土鈴に分類し
約2000点を展示しています。
その他に土鈴に触って、音を楽しむコーナーなども用意しています。
 


 

  
土鈴の歴史は古く、縄文時代の遺跡から多くの土鈴が出土している。
写真(下)の土鈴は、山梨県釈迦堂遺跡から出土したもので、縄文中期のものといわれている。
表面に文様があり、形は球形で、X線写真を見ると中に数個の小玉が入っている。
縄文時代の土鈴は、祭祀を行ったと思われる場所から出土している場合が多く、
音がすることから祭祀具として用いられたのではないかと考えられている。

 

 

 

江戸時代になると窯業が勃興し、安価で手軽に作れる土人形が各地で作られるようになり、
社寺からもお守りとして様々な縁起をもった土鈴が授与されるようになった。
明治以降、好事家の間で郷土玩具の収集が流行し、その影響で新たに土鈴を授与する社寺が増えたり、
昭和初期の土鈴ブームの時には社寺の土鈴に人気が集まるとともに、
各地で観光名所や史実、伝説を題材とした観光土産の土鈴が生まれた。
 


           

 
社寺から授与される土鈴

 

 

蜂田神社の占鈴(大阪府堺市)       

 節分に行われる鈴占神事で使われる土鈴。12個の土鈴を一つ一つ鳴らし、音色に拠って、その月の豊作物のできを占う。

 

美江寺の蚕鈴(岐阜県岐阜市)

 3月1日に行われる美江寺まつりで売られる土鈴。養蚕農家ではこの土鈴を買い求め、蚕室に吊して鳴らすと、鼠を防ぎ、繭がたくさん出来るといわれた。

 

 


 
観光土産の土鈴
 

 

 

大津絵十人衆人形土鈴
         (滋賀県守山市)
 

 大津絵にちなんだ土鈴。三井寺をはじめ、県内の観光地で売られている。

中国山地土鈴(広島県東城町)

 比婆郡一帯の町村に古くから伝わる比婆荒神神楽に使用される面を土鈴にしたもの。


     

土鈴の形いろいろ

 

 

堀米土人形・雛土鈴
       (栃木県佐野市)

 主に社寺の授与土鈴や観光地の土産の土笛などを製作されている。繊細で可愛らしい作品に人気がある。

のごみ人形・干支土鈴
        (佐賀県鹿島市)

 染色工芸家の鈴田照次が戦後に創始した土鈴。うさぎ鈴と未鈴が年賀切手の図案に採用され、十二支の土鈴が有名になった。

 


 

 
宮島土鈴の製作工程

 

 

 広島県宮島町で、土鈴を製作されている竹井氏に製作工程を見せていただきました。土鈴は戦後から作り始められたもので、宮島らしさにこだわって、一つ一つ丁寧に作られています。


 
詳しくはパンフレットをご覧下さい。1部100円で販売しています。

関連行事

「土鈴を作ろう」7月22日F・30日@
「土鈴の絵付けコンテスト」8月6日@・13日@・14日A・15日B

  

 

※問い合せ 日本郷土玩具博物館 TEL0849−34−6644
E-mail museum@maruyama.gr.jp

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